きてきて先生プロジェクト草創期~犬型ロボットを作った講師がやってくる!!

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きてきて先生プロジェクトとは一芸に秀でた社会人講師が学校で授業をする活動。

2000年にNPOとして有志が集まり、2015年に一般社団法人化しました。

今までに、小中高大1000組の出会いを作りました。

今でこそたくさんの教育支援プロジェクトがありますが、2000年にはそんな団体はほぼゼロ。

自分自身が何者かもわからない状態でした。

その草創期からをつづります。

 

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初年度リストアップした外部講師を学校に示したところ
犬型ロボットAIBOの開発者に希望が集まりました。
どの講師も素晴らしいのですが、たまたま理科好きの先生方が多かったのかもしれません。

 

手元に残る「きてきて先生講師候補報告用」というFAX送信票では10校中5校が第一希望に、
第三希望が2校で、7割の小学校に候補としてあげてきたことになります。

 

全ての学校の願いをかなえたいのですが、講師は一校にしか送れません。そこで
あらためて簡単な授業の構想を送ってもらいました。

みなさんなら、犬型ロボットを使ってどんな授業を構想しますか??

伊東市教育委員会は、2つの視点から、授業案を作るよう指示をしました。

ゲストにどんな授業をしてほしいか?

ゲストの授業を年間計画の中でどう位置づけたいか?

です。

 

答えは以下

 

A校

◆どんな授業をしてほしいか?

ロボットの観察と解体

◆年間計画の位置づけ

理科の「電流の働き」の学習につなげていく

 

B校

◆どんな授業をしてほしいか?

子供たちは動くものに興味を持ち、動物にも興味をもっています。その2つが合わさったのが犬型ロボットです。子供たちに創造することが、これからの21世紀大切であることを伝えたい 理科教材「電流のはたらき」に関連していきたい。

◆年間計画の位置づけ

図工で自分の想像する21世紀の絵をかかせたい。

 

C校

◆どんな授業をしてほしいか?

事前 1人1課題でロボットや機械について調べている人の中間報告をする。(文章ママ)
犬型ロボットについて調べる。

本時 犬型ロボットの観察。人と人、人とロボットのコミュニケーションについて考える。
◆年間計画の位置づけ

総合的な学習で国際理解をテーマに1人1課題に取り組んでいるので、「世界のロボット 宇宙船」について研究を進めている子供たちの参考となるようにしたい。また他の子供たちにもよい経験となるようにしたい。

 

D校

再調査の際に、他の候補へ変更
おなじ教材でも先生方はそれぞれに違う授業を考えます。
児童の実態やカリキュラムの計画に合わせ、どのように位置づけるか、、、、
位置づかないのであれば、他の候補へ変更することになりますし、
いずれにしても一日限りのたのしいイベントを行うわけにはいかず、
先生方も真剣でした。

結局、上記の学校ではないE校に決定したのですが、その授業案についてはまた。

 

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